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ぼんやりと紗がかかっているのは意図的か

昨晩何度も文章を書いては消していました。

どうしても距離感がわからなくなってしまうのです。

宣伝になるような文章を打ち込みたいのです。

こんなお芝居をつくっているのだという素晴らしさを多くの方にお届けしたかったのです。

こぼれ出る気持ちは幾千万。

けれどその多くは

「これは公のものではないだろう」

という愚痴だったり、

あまりにも湾曲された自分の気持ちだったり、

当たり障りのないものだったり。

無理をしたテンションだったり。

痛ましい文章になってしまうのでした。

心底ゾッとしたのは、

一生の後悔になっている思い出にも手を付けようとした事です。

その思い出を題材にブログを書こうとしました。

1行2行書き始めて、

その事を文章にして公にして消費してしまおうとしている自分が恐ろしくなりました。

こうしてその一端に触れているだけでも暗雲立ち込めた気持ちになります。

翌朝。

Equal-イコール-の台本を読んでいると、

今まではなんてロマンチックなんだ、

と思っていた

「彼女の目は星空みたいに綺麗で吸いこまれるようだった」

「いつの間にかぼくは彼女にキスしてた」

というセリフ(※ネタバレを考慮してセリフを若干変えています)が、

とても恐ろしいという事に気がつきました。

そんな事に気がついて、

心底下品だと思います。

けれどこれでまた一つ、

Equal-イコール-が面白くなりました。

でも、それでいいのか。


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