という1人芝居を2014年にKAIKAにて自主公演にて上演したことがあります。
母親が結婚するまでの思い出話と自分自身との思い出話を混ぜ合わせて、
ごまのはえ(ニットキャップシアター)さんに脚本を書いてもらいました。
チラシの素晴らしいイラストはサリngROCK(突劇金魚)さんに描いてもらっております。
この時は思い出話をお芝居の形式にのせてみる、という事をやらせていただきました。
ああ、懐かしい。
もはや懐かしい。
なんということでしょう。
そして。
2回目の今回。
2017年。
私は何をしたいと思っているのか?
私は、
お芝居をしたいと思っているのです。
欲を言えば、
あまりやってこなかったお芝居を。
これからもあんまりやらないであろうお芝居を。
先ほどの『愛はないと ぼくは思う』
にいたっては、自分自身の思い出話や想い、自分の母親の思い出話を
自分自身で演じ、さらにいうと、音響と照明も自分でやったりしていました。
これをもう一度やるわけにはいかないと。
それをやったらこの先もお前はずっと1人になるぞと。
自分の事を掘り下げる欲求は前の一人芝居でもう消化してしまったような感じもします。
「淋しいのはお前だけじゃない」
と、ドラマで市川森一先生も書いておりますし。
よし、自分から離れて、
他人の話をしよう、
ということならば過去の既製の戯曲しか選択肢はないような気もします。
シェイクスピアさん?
ベケットさん?
チェーホフさん?
すぐに大家の作家さんの名が頭に浮かびます。
それも良いかもしれません。
古典は懐も深そうです。
日本の大家もたくさんおられます。
あ!
思い切って
三島由紀夫さんの戯曲をやってみるというのはどうでしょうか?
芸術性も高いし、ぴったりや。
・・・おお。
なんか、
なんか怖そう。
思い切って、オブラートをはがしてみると・・・・
あ、あかんあかん。
あきませんでした。
パンチがあかんほうに強くて吐きそうです。
少なくとも私が三島由紀夫さんの戯曲を選ぶのはやめておこうかなと思います。